牛飼い指南書

農業で生産性のある豊かな人生を

口蹄疫の状況

口蹄疫とは、牛の伝染性の病気です。

そして、この病気にかかると食欲不振に始まり、外貌に変化(口に水泡、痩身など)をもたらし、やがて死に至る可能性が非常に高いです。

 

口蹄疫は非常に伝染性が高く、感染した動物から直接または間接的に他の動物に広がることがあります。

 

感染源として、感染した動物の体液、糞便、水源などが挙げられます。

 

発生した場合、その農家、牧場だけでなく、周辺の地域の牛にまで感染が広がる危険性があります。

 

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この写真の赤い部分では現在でも発生のレポートがある地域であります。

 

日本は幸いなことに近年の発生はありません。

 

しかしながら、みてわかる通り、隣国の韓国や中国でも発生していることから、海外からの侵入の可能性は今後も消えません。

 

海外渡航歴のある方の、牛舎の訪問には充分気をつけたいですね。

 

一度、口蹄疫が入れば、本当に牛飼いはできなくなります。

 

それも日本全国で「黒毛和牛」の生産がストップするわけです。

 

牛飼いだけでなく、和牛が好きな方もそうでない方も、日本の資源を守るために協力していきましょう。