牛飼い指南書

農業で生産性のある豊かな人生を

牛と蛋白質

蛋白質は、牛の体系の維持、成長、繁殖において必要な栄養素です。

 

また、蛋白質は牛の体の成分の中で、水と脂を除いた80%を占めています。

 

蛋白質の役割は、主に以下の通り。

①筋肉運動

②ホルモン作用

③生命活動です。

 

また、牛のような反芻動物は特徴的な消化方法をもちます。

 

まず、摂取した蛋白質は第一胃(牛は胃が4つあります)で、分解されアンモニアとなります。

 

そのアンモニアはルーメン微生物の構成蛋白質(微生物蛋白質)となり、小腸で吸収されます。

 

この微生物蛋白質必須アミノ酸が豊富で良質であるため、いかにルーメン微生物を活性化させるかが牛の健康において重要であるかを考えること、それが課題でもあります。

 

(微生物蛋白質を合成する際には、飼料の中の炭水化物をエネルギーとして使います。)

 

牛は人間が食べない草をエネルギーに変換しているわけです。

 

本当にもー、無駄がないですね。