牛飼い指南書

農業で生産性のある豊かな人生を

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鹿児島の偉人「3選」

①【AI】 シンガーソングライター。鹿児島の歌姫。 お母さんはバーバラ。 ②【西郷隆盛】 幕末志士で、鹿児島県薩摩藩の重臣。 薩長同盟の立役者の一人で、明治維新の中心人物の一人でもある。 ③【安福久】 鹿児島の名牛。今もなおその子孫は全国で活躍してい…

ホルモンによる分娩誘起

牛の分娩誘起に注射を使うことがありますが、あれってなんですか?って聞かれたことがあります。 あれはホルモン剤で、主にプロスタグランジンです。 はい、プロスタグランジンはホルモンです。 プロスタグランジンを投与すると、お産前の牛であれば子宮収縮…

複乳頭について

複乳頭は、哺乳類が進化する過程で、環境に適応するために退化したものと考えられています。 乳頭(乳首)は最終的に人間は2つ、牛は4つです。 複乳頭の場合、一度に複数の子どもを授乳できるため、子育ての効率が上がるという利点があります。 しかし、進化…

間違って「種」を使ったら

精液ストローを意図的に不正によって使い違うのはもちろんいけません。 しかしもし、ヒューマンエラーによって使い間違えた場合はどうなるでしょう? たとえば、発情周期が21日を待たずに来てしまい、前につけた種がない場合、他の種をつけることになります…

「生」の証明

「生きていること」を証明することはできるのでしょうか? 多くの場合、私たちが通常の意味で理解する「証明」とは異なります。 なぜなら、生命の証明は主観的な体験に基づいており、私たちが自覚できるものではないからです。 どういうことかと言うと、自分…

白カビって食べても大丈夫?

白カビは食べても大丈夫って良く聞きませんか? 牛に与えるサイレージには、白カビが生えることがあります。 実際に、牛が「白カビ」の生えたサイレージを食べるのは(少々であれば)大丈夫です。 白カビは、サイレージに含まれる養分を分解する働きを持ち、…

早く産んでもらうためにできること(牛のお産)

牛飼いをしていると、どうしても人間の予定で、「この日に産んで欲しい」ってことがあります。 そんな時は、獣医さんに相談してホルモン注射などを使って段取りをするのですが、注射以外にもできることは一応あります。 一つは、運動です。 牛は運動をすると…

信頼性の壁

子牛を買うときに、個人の農家から買うのと法人農家から買うので、なぜか信頼性が変化する経験はありませんか? 私はどうもこの信頼性のトリックに当てはまるようです。 この現象は、「個人間の取引と法人間の取引における信頼性の差」として知られています…

県の種の流通について(鹿児島)

例えば鹿児島なら「授精師が他県の牛に授精を禁ずる」趣旨が規約にあります。 これにより、鹿児島県の種は「鹿児島に籍のある牛」にしか種付けできません。 ですが、他県の母体に鹿児島の種がついていて、その牛が他県で販売されてることってありますよね? …